九州電力の松尾新吾会長は22日深夜、やらせメール問題の長期化で責任問題が再浮上している眞部利應(まなべとしお)社長の進退について続投させたい意向を示した。 【写真で見る】九州から北海道まで 電力各社のやらせ問題 報道各社の取材に答え、「辞任に値することか。なぜ辞めないといけないのか。これだけ(原子力発電所の)再稼働が遅れたら、九電はつぶれる。この状況をクリアするのに最適な人だ」と述べた。 眞部社長の進退をめぐっては、枝野幸男経済産業相が16日、「原発の安全性について、何を言っても到底、信用されるとは思えない」と述べ、辞任を求める考えを示唆した。 【関連記事】 <やらせメール>郷原氏、枝野氏に意見伝える 九電非難で連携か <やらせメール>古川知事 進退問題発展の可能性を認識 <やらせメール>九電社長会見 「私どもの行為が問題」 <やらせメール>九電社長、佐賀知事擁護の姿勢変え