前回の記事で金融資産の運用法について書きましたが、金融資産とはフローの蓄積としてのストックのことをいうに過ぎず、長期的な金融資産の形成においては、ストック運用法を極めるよりもフロー稼得能力を高めることの方がはるかに重要です。そのために、サラリーパーソンであれば本業に集中し自己研鑽を行うのは当然だとしても、世界的な企業間競争に晒されている中にあって、自分が働く会社がこれから先も長期で生き残る保証がなく、終身雇用神話がすでに過去のものとなりつつある以上、雇用者(給与を会社から得ている者)としてもリスク分散を図っておくべきであるというのは当然のことだと思います。先行きが不透明となると資産運用における「リスク分散」の重要性が見直されますが、フロー稼得手段のリスク分散も重要な概念だと思います。その際の手段として「副業」が考えられます。 日本においては土日祝日が年間約120日はありますし、仕事を行って