先日、飲み屋の半個室で友人と会食をしていたときのことです。隣の半個室から平成生まれの未婚者らしき女性たちの話が耳に入ってきました。 「私は結婚後、うまくいかなかったら離婚してシングルマザーになってもいいの。だって、男から毎月お金もらえるなら楽じゃん」 「そうねー、シングルマザーは国からもお金もらえるからね」 こうやって勘違いをして安易に離婚してしまう若い女性もいるのでしょう。実際、私のところへ離婚の相談にいらっしゃる方の中にも、同じようなことを言う人がいます。 その場合、私はファイナンシャルプランナーですから、離婚後の現実的な経済状況を「見える化」するライフプランを作成しますが、そうすると8割前後は離婚を考え直します。なぜなら、「離婚破綻」の可能性を目の前につきつけられることになるからです。 「児童扶養手当」に立ちはだかる所得制限の壁 仮に子どもを引き取って離婚すると、その後のシングルマザ