研修で教育勅語を引用する松井一實・広島市長に対し、市民団体が連名で抗議の申し入れした際に提出した教育勅語の解説書「勅語衍義(えんぎ)」の写し。教育勅語の徳目はすべて「一旦 緩急アレハ義勇公ニ奉シ」に結び付けられており、「国の幸せのために尽くし、国家のために命を捧げることほど嬉しいことはない」などと解説している(2024年5月9日、広島市議会、宮崎園子撮影) 国家・君主への忠誠(忠君愛国)を説く徳目を記した大日本帝国憲法下の教育基本方針で、戦後の日本国憲法が掲げる民主主義、基本的人権、国民主権の理念と相容れないために排除・失効となった教育勅語。これを、市役所庁内で開催する職員研修での講話で15年近く教材として引用し続けてきた広島市の松井一實市長が、4月7日から始まる新年度の研修では取りやめる方針を示した。 問題視する記者や市民を批判、「不本意だ」 2011年4月に初当選した松井市長は、翌20

