ブックマーク / blog.goo.ne.jp/keisai-dousureba (84)

  • 金融緩和も財政出動も - 経済を良くするって、どうすれば

    さっそく、P・クルーグマンの「さっさと不況を終わらせろ」を入手し、訳者解説を読んだ。体はもちろんだが、山形浩生さんの解説も楽しみでね。日頃、自分とは違う考えの論者の主張も読むことを心がけているが、やっぱり、自分と同じ立場の論考を読む方がうれしい。各紙の財政再建至上主義に囲まれて、げんなりしているだけにね。 山形さんは、クルーグマンも考えを変えてきたと指摘するが、筆者も同感だ。「金融緩和でインフレ期待を高めるべし」と言っていたというくだりには、懐かしさを覚えた。金融緩和で期待を作るのは容易ではないから、当時は、何を言っているのかと思ったものだ。そのクルーグマンも、現実を踏まえて財政重視に修正してきたのは立派なものである。日では、十年一日の「理論家」が多いから、特にそう思う。 ちなみに、コラムは、財政運営についての論説が中心だが、別に金融緩和を軽視しているわけではない。それは当然の前提と

    金融緩和も財政出動も - 経済を良くするって、どうすれば
    arrack
    arrack 2012/07/22
    日本の不幸は、マクロ経済を理解していなくて、一家庭の出納を国家経済に例えるような有害論説が、未だ大マスコミにによって流布されていることだわ/今の30代以下って好況を味わったことないんだよね・・・
  • 若者は失うものがない - 経済を良くするって、どうすれば

    今日の日経の一面論説「消費増税・先送り若い世代にツケ」は、今の世論をよく表したものに過ぎないから、実さんを、特に批判しようとは思わない。しかし、少し前の常識は、インフレで困るのは、資産や年金を持つ高齢者で、デフレで困るのは労働力しかもたない若者というものだった。「若者のために増税・緊縮を」は、最近始まった異色の政治思想だ。 「言葉」の起源を調べるのは、政治学の基だから、誰がこれを広めたか、調べてみると面白いと思うね。高齢者と若者を分割統治し、経済運営の拙さに矛先を向けさせないのは、支配のための基的な技法だが、されてる側の人間には、なかなか自覚できないものだ。自分を超える観点は持ちにくいからね。民族対立を利用しての植民地支配は、高校の世界史でも習うと思うが、誰も自分のこととは思わないのだよ。 (今日の日経) 計画白紙で1兆円要請。消費増税・先送り若い世代にツケ・実哲也。国債協力銀行に奥田

    若者は失うものがない - 経済を良くするって、どうすれば
    arrack
    arrack 2012/03/30
    これから消費しなければならない若者のほうが遥かに負担が大きいんだけど、こんなステマで若者を騙せると思ってるんだろうか。/むしろ高齢者に変な言い訳を与えそうだ・・・
  • 輸出モデルから再分配モデル - 経済を良くするって、どうすれば

    薄氷を踏む思いというのは、欧州経済のようなものを言うんだろうね。どこかの金融機関の破綻から、いつ金融不安が起こっても不思議でない状態だ。それが些細な政治的躊躇から勃発することは、1997年の日や2008年の米国の例でも明らかである。これを免れたとしても、金融収縮と緊縮財政によって、成長が減速することは避けられまい。 問題は、欧州の市場に頼っている国々である。中国は、輸出の減速がはっきり出ており、来年にかけて、成長率の8%割れさえ予想されている。とは言え、新興国の経済は「若く」、大きく落ち込むことはあるまいというのが、一般的な見立てである。今日の日経の「核心」で、クルーグマンの言を引く形で、土谷さんも、そう述べている。 果たして、そうなのか。日経済が若かった高度成長期には、金融政策は、よく効くと言われた。金融を緩和さえすれば、設備投資が戻り、成長は再開するものだと。しかし、例外もあった。

    輸出モデルから再分配モデル - 経済を良くするって、どうすれば
    arrack
    arrack 2011/10/24
    金持ちが「消費」すればいいけど「投資」にまわすからな。結局税という形でとりあげて消費するしかないんじゃないか?
  • 円高は経済界が望んだ結果 - 経済を良くするって、どうすれば

    当然の結果ではないだろうか。今回の円高局面である。日は、2010年度後半に、10兆円もの緊縮財政を行い、デフレを放置した。他方、米国はQE2を行い、ドル安と資源高によって、物価高となったのだから、円高ドル安にならない方がおかしい。 もちろん、物価差が開いても、日銀が金利を下げ、金利差をつけることができれば、円高を緩和できるのだが、短期金利はゼロに近く、長期金利は1%割るところまで来ているのだから、それは無理な話である。昨日の夕刊で日経は、円高の背景には日米の金利差縮小があると報じている。米国の長期金利は、3%程度であったものが、この1か月で2%程度まで低下した。日の長期金利は、もともと1%程度しかないのだから、従来の金利差を維持しようと思えば、マイナス金利にでもしなければならない。 金融政策には限界があるのだから、円高のためにも、デフレが続くような緊縮財政をすべきではないのである。「え

    円高は経済界が望んだ結果 - 経済を良くするって、どうすれば
    arrack
    arrack 2011/08/21
    財界みてると経済学の基礎を勉強しに大学行ったほうがいいんじゃない?レベルだけどなぜかみんなありがたがるんだよな。