金融緩和も財政出動も - 経済を良くするって、どうすれば

さっそく、P・クルーグマンの「さっさと不況を終わらせろ」を入手し、訳者解説を読んだ。本体はもちろんだが、山形浩生さんの解説も楽しみでね。日頃、自分とは違う考えの論者の主張も読むことを心がけているが、やっぱり、自分と同じ立場の論考を読む方がうれしい。各紙の財政再建至上主義に囲まれて、げんなりしているだけにね。 山形さんは、クルーグマンも考えを変えてきたと指摘するが、筆者も同感だ。「金融緩和でインフレ期待を高めるべし」と言っていたというくだりには、懐かしさを覚えた。金融緩和で期待を作るのは容易ではないから、当時は、何を言っているのかと思ったものだ。そのクルーグマンも、現実を踏まえて財政重視に修正してきたのは立派なものである。日本では、十年一日の「理論家」が多いから、特にそう思う。 ちなみに、本コラムは、財政運営についての論説が中心だが、別に金融緩和を軽視しているわけではない。それは当然の前提と

[BUNTEN]

まさに「金融緩和も財政出動も」という政策が望まれるわけだが、ここしばらくの日本はよくて財政止まり。▼言った記憶があるが、受動的金融政策でも労組が強ければ緩和的になる。が、中曽根が労組を壊滅させたのだ。

[arrack]

日本の不幸は、マクロ経済を理解していなくて、一家庭の出納を国家経済に例えるような有害論説が、未だ大マスコミにによって流布されていることだわ/今の30代以下って好況を味わったことないんだよね・・・

[kechack]

今の時代は財政出動をしても緊縮財政をしても増税をしても批判される。

[tostas]

麻生政権 「財政出動の貢献はなかなか感じ取ってもらえず、家計と同一視する財政赤字へのナイーブな批判にどうしても勝てない。」「安定した需要に導かれ、設備投資が出て来るのを待つ必要がある。」

[t-saku31]

なるほど、みんなが同じ方向を向いていないと、つまり他で足を引っ張る輩が出ないようにしないとクルーグマンの思い描く結果にならないってことになるかな。かなり困難だな・・・

[ystt]

「不況期の財政出動は、単に需給ギャップを埋めるというものではない。安定した需要に導かれ、設備投資が出て来るのを待つ必要がある。」

[ushiwatat]

|こう言ってはなんだが、財政出動をしてヒーローにはなれない。1992年から1993年にかけて、当時の宮澤政権は、大規模な公共事業を打ったが、GDPの減少を押しとどめるのがやっとだった|

[gruza03]

こう言ってはなんだが、財政出動をしてヒーローにはなれない。宮澤の奮闘は評価されるどころか、財政出動の無意味さの証拠にすらされている。

[tei_wa1421]

「太陽光発電の買い取り制度によって、中国産のパネルの輸入が急増している」そんな統計あるのか？

[yu-koba]

"山形さんは、クルーグマンも考えを変えてきたと指摘するが、筆者も同感だ。"