フラッシュ・ムービーが大流行で、アート風のものも含めていろいろなサイトが趣向を凝らして作っている。そうしたなか、メディアの未来を予言した「EPIC 2014」というアメリカのショート・ムービーが話題を呼んでいる‥‥という話を、今年のはじめに書こうと思っていたのだが、ほかの話をとりあげているうちに時間が経ってしまった。先日、あらためてアクセスしてみたら、昨年秋に公開した「EPIC 2014」がバージョン・アップされ、「EPIC 2015」ができていた。少々遅くなったが、更新されたこの機会に紹介しておこう。 最良で最悪の2014年のウェブ・メディア 「EPIC 2014」は、「メディア史博物館」が2014年にメディアを回顧したという設定になっており、1989年にウェブが発明されて以来の興亡がたどられている。制作時までのエピソードは実際に起こったことだが、それ以後はもちろん想像の産物だ。しかし、