「人にやさしい」放送技術の研究から生まれた装置です。 NHKが視覚に障害のある方に情報を伝達する手段として、指や手で物を触れたときと同様の感覚を再現できる触力覚提示装置を開発しました。この装置を使うことで、そこに物体があるかのように触り心地を仮想的に再現することができます。 指先には4ミリの刺激点が5つ設置され、それぞれに力が加わることで実際に触っているような感覚を再現。これまで1つだけだった刺激点を複数に増やすことで「物の輪郭をなぞる感覚」の再現が可能になり、物の形状をより明確に識別することができるようになったそうです。 研究成果は5月30日から6月2日までNHK放送技術研究所で開かれる「技研公開2013」で展示されます。 [NHKプレスリリース] (KITAHAMA Shinya)