新型iPhone、2機種発表 米アップルは10日、「iPhone(アイフォーン)」の新型2機種を発表した。上位機種の「5s」と廉価版の「5c」で、いずれも20日に日米など9カ国で発売。日本では新たにNTTドコモも取り扱う。廉価版は、苦戦している中国など新興国市場での挽回が狙いだが、先進国でも売り出される。消費者は上位機種とどちらを買えばいいのだろうか。販売戦略を分析すると、廉価版で得をするのは、消費者ではなく、アップルの方だという“深謀遠慮”が見えてきた。(SANKEI EXPRESS)2年契約で99ドル 「このビジネスは非常に規模が大きくなったので、1機種だけでなく、2機種の新アイテムを投入することにした」 米カリフォルニア州のアップル本社で開いた発表会で、最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏(52)は、こう説明した。初代登場から6年間守ってきた1機種展開の戦略を大転換する。 目玉