午後から雨になるらしい。何となく静かな土曜日の朝。 この年こいて若い日の挫折とかぐだぐだ思うのもナンセスなのだが心に嘘をつくわけにもいかず、ときおり沈んで思う。失恋とかも。失恋というのは、渦中から四半世紀も離れると奇妙なものになる。人はこういう思いをどうするのだろうかと疑問に思い、聞いてみたり小説などを読んでみたりするがよくわからん。今朝方は、あの人にもあの人にも自分は嫌われ、軽蔑されていたんだなと思う。それが理不尽という部分と他者の自由というのとある。ただ、恋愛の圏内にあるとき、他者の自由として相手を嫌悪するというのはどういうものなのかよくわからん。が、遠く離れてみると、嫌悪されるというのは悪いものではない。本当は愛していたのにうまくいかなかったなというのに比べると救いがある。それと、こちらがあの人もあの人も愛することができなかった、なぜかと思うことがある。これは嫌悪でもない。ただそうい