GPIF「新」運用委員長の力量 4月16日に麻生財務大臣が公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(以下GPIF)に関して「6月に動きが出る」とつい口を滑らせたのですが、実際に4月24日には10人で構成される運用委員の大半が積極運用派に入れ替えられており、いよいよその6月に入りました。 GPIFとは2013年12月末時点で128.5兆円の運用資金を持つ世界最大の年金基金です。その次の規模はノルウェー政府年金基金の62兆円で、よく株式市場で名前を聞くカリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)は26兆円しかありません。つまりGPIFとは、世界でも圧倒的な存在感と影響力がある「はず」の年金基金です。 同じく2013年12月末時点の資産構成割合は、国内債券が55.2%、国内株式が17.2%、外国債券が10.6%、外国株式が15.2%、短期資産が1.8%となっています。 最初にはっきりさ