2020年06月17日10:00 カテゴリ韓国関係国際 北朝鮮の変調 北朝鮮が南北の経済協力の象徴であった連絡事務所を爆破しました。18年9月に完成したこの建物は北朝鮮内の土地に韓国が建設費約15億円を負担する形で生まれたものでした。いみじくも一昨日の本稿で想定外のことが起きる可能性があると申し上げていましたがその通りになりました。 報道は一応、全部チェックしましたが、どれにも触れてない極めて重要な点があります。それは今回の爆破を誰が主導したのかわからないこと、そして金正恩氏の声明が本稿を書いている時点までには届いていない点です。私は金正恩氏の動静がどうも引っかかると述べましたが、今回の爆破は金与正氏が主導したのではないかという気がするのです。 理由は予告から行動の早さが金正恩氏の動きとは違うのです。いわゆる「駆け引き」がなくやったらやり返すという動物的な反応は正恩氏の今までの動きとは明ら