吉野家ホールディングス(HD)は12日、牛丼チェーン「吉野家」の看板商品「牛丼並盛り」について、使用するコメや牛肉など1食あたりの具材の分量を、今月17日から変更すると発表した。牛丼の具を85グラムから90グラムに5グラム増やす一方、ご飯の量をこれまでの260グラムから10グラム減らし、250グラムとする。具材の分量を変えるのは60数年ぶりだという。 試験的に今月1日から順次導入しており、17日から東日本地域限定で行う値引きキャンペーンで本格的に投入する。同日会見した安部修二社長は「現代人の摂取カロリーや、(1食分の)ご飯とおかずのバランスは60年前とは変わっている。原価は上がるが、現代の食の実態に適した“次世代型”の牛丼を実現した」と話した。同社によると、並盛りではもっとも肉の量が多くなるという。 同社は昨年12月、牛丼の品質向上を目指すプロジェクトチームを設置。牛丼の調理から店舗でのサ