先日、お笑いコンビのアンタッチャブルが10年ぶりにネタを披露。告知が一切なかった突然の出来事に驚いた人も多かったのではないだろうか。その復活劇が誕生したのがフジテレビのバラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(毎週金曜・23時~)。 木村拓哉が「ちょ、待てよ」と自身のモノマネを披露し、藤原紀香が突然「友近です」と登場する――。キャスター・アリタ哲平(有田哲平)と解説員、ゲストコメンテーターによる異色のバラエティ番組である。 この“報道番組スタイル”のコント番組『全力!脱力タイムズ』はどうやって作られているのか。番組の製作総監督である、名城ラリータさんにお聞きしました。(全2回の1回目/#2に続く) ◆ ◆ ◆ 「どうやってこんな番組通したんですか?」とよく聞かれる ――『全力!脱力タイムズ』(以下『脱力タイムズ』)のホームページで紹介文を見ると、「最新の重大脱力ニュースを元に混沌とした社会情勢