ここ数カ月、いや今年前半、IntelのCore Duoを搭載したノートPCが発売されて以降だろうか。 この連載でもっとも多く話題にしてきた“モバイルPC”というカテゴリに、対して、今後も“日本的な”モバイルPCが存在し続けることができるだろうか、と疑問を感じるようになってきいた。 “日本的”とわざわざ断ったのは、ワールドワイドの市場におけるモバイルPCと、日本でのそれは若干、位置付けが異なるからだ。日本以外でも12.1型XGA液晶パネルを搭載するノートPCの人気は高いが、市場の主流はより大きなサイズ。14型クラスでも薄型軽量ならばモバイルPCだし、極端に言えば可搬性の高さがあれば、どんな大きさでもモバイルPCだ。 Ultra Mobile PC(UMPC)というコンセプトがあるのでは、という意見もあるだろう。しかし、UMPCは一般的なノートPCとはコンセプトが大きく異なる。どちらかといえば