2011年11月29日 田中 宇 英国外務省は、欧州大陸のユーロ圏各国にある英大使館に対し、ユーロが崩壊して欧州の金融システムが破綻し、各国で暴動など社会混乱が起きたとき、各国在住の英国民をどうやって保護するか、対策を考えるよう命じたという。ユーロ圏の国債危機は、イタリアからフランス、ベルギーにまで波及し、最強のはずのドイツ国債も売れ残った。英政府高官は、ユーロの崩壊が時間の問題だと考えている。ユーロが崩壊すると、各国の銀行が破綻して預金が封鎖され、ユーロ圏の経済規模が半分に収縮するかもしれないという。 (Prepare for Riots in Euro Collapse, Foreign Office Warns) (The euro collapses - what if?) しかし、事態はまだ万事休すでない。FT紙のコラムニストは、ユーロが救われるには、EUが3つの対策を急いでやら