株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、2017年度の国内の「オタク」市場を調査し、主要分野における各分野別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。 1.市場概況 本調査における「オタク」市場は分野により好不調はあるものの、アニメ市場とアイドル市場は好調に推移している。 2017年度のアニメ市場規模はアニメーション制作事業者売上高ベースで、前年度比7.2%増の2,680億円と推計した。テレビアニメ、劇場アニメともにヒットに恵まれ、国内外における映像配信事業も好調に推移し、拡大傾向にある。 また、2017年度のアイドル市場規模はユーザー消費金額ベースで、前年度比15.0%増の2,150億円と推計した。「ジャニーズ」「AKB48」グループを中心に引き続き中核となるファン層が市場を支えるとともに、他のアイドルグループの台頭も継続しており拡大傾向にある。 2.注目トピック 独自の