老朽マンション、建て替え容易に 多数決要件の緩和検討―葉梨法相、区分所有法改正を諮問 2022年09月03日07時14分 老朽化が進み、解体作業が始まったマンション=2011年9月、東京都多摩市 葉梨康弘法相は2日の閣議後記者会見で、分譲マンションの建て替え条件を緩和するため、区分所有法の改正を12日の法制審議会(法相の諮問機関)に諮問すると発表した。所有者の5分の4の賛同を必要とする建て替え決議の要件を引き下げることが柱。今後予想される老朽化マンションの増加に対応する狙いがある。 老朽空き家の収用簡略化 知事裁定で期間短縮―所有者不明土地の活用促進・国交省 国土交通省の調査によると、2021年末現在、全国の築40年超のマンション数は116万戸。20年後には425万戸まで増えると予測され、所有者の高齢化と合わせた「二つの老い」への対応が急務となっている。 分譲マンションの建て替えに当たり、