外食は5000年前にも現代と同様、人々の間で人気だったようだ。中東イラクの考古学者らがこのほど、紀元前2700年に遡(さかのぼ)る酒場の跡を発掘した。 古代の都市ラガシュで活動していた研究者らが、地表からわずか48センチの深さに埋まっていたかつての酒場を発見した。屋外のダイニングと屋内の1部屋に別れた構造で、ベンチのほか、かまど、古代の食べ物の残り、5000年前の冷蔵庫まで含まれる。 研究者らは当初、自分たちがいるのは開けた中庭だと考えた。発掘が困難な、「屋外にむき出しの」空間だ。ペンシルベニア大学の考古学者、リード・グッドマン氏は、CNNの取材にそう語った。 その不思議な中庭へ数カ月後の昨年秋に戻ってから、現場の責任者を務めるピサ大学のサラ・ピッツィメンティ氏は溝を広げる作業を行った。 するとチームは業務用サイズのかまどと、気化冷却を利用して食べ物を冷やす仕組みの古代の「冷蔵庫」、円錐(