まず、僕が影響を受けた本は、マクルーハンの作品です。 マクルーハンはメディアがどう人間に影響を及ぼすのか?ということを研究していた人です。 「世界」や「メディア論」が有名ですね。彼の本によって、テレビとかラジオとかいろんなメディアを、人間がどう用いて、そしてそのメディアによって、どう変わるかということを学びました。 僕のメディアへの興味にとても影響を与えた人です。 僕にとっては、ソクラテスやプラトンの話と同じで、マクルーハンのメディア論が哲学といってもいいかもしれません。 「(ハル)」という映画は、まだインターネットが流行る前の「パソコン通信」を舞台にしているんですが、これもマクルーハンに出会っていたから、すぐに「ああ、これは新しいメディアになるな」と思うことができたんだと思います。 最新作の「わたし出すわ」も、主人公がインターネットを通したビジネスで大金を手にするという設定になっています