2010年11月5日にGoogleが、世界最大のSNSであるFacebookへのメールアドレスなどの提供を取り止める、と発表した。それ自体も大きなニュースではあるが、この行動が示す重要なインプリケーションを見逃してはならない。それは、オープン・インターネットの終わりの始まりである。 Googleの発表 Googleはこれまで、GメールのユーザがFacebookなど他のネット・サービスに対してGメールのアドレス情報を転送する(持ち出す)ことを認めてきた。それが可能だったからこそ、Facebookに初めて参加した人でも、Gメールの連絡先情報を活用して、Facebookを既に利用している知人を簡単に探し出すことができた。SNSの肝である知人とのつながりが簡単に確立できたのである。 しかし、一方のFacebookは、ユーザ情報を他のサイトに持ち出すことを禁じている。そこで、相互主義の観点から、Go
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