光嶋裕介設計・凱風館と如風庵を見学 10月20日、植田実先生と綿貫夫妻と私で、神戸にある光嶋裕介さん設計の「凱風館」と「如風庵」を見学に行きました。 駅から少し歩くと見えてくる「凱風館」。勾配の違う三角屋根や庇がいくつも連なり、ファサードからしてなんだか面白そう。 まずはオーナーの内田樹(中央後姿)先生に道場に案内してもらいました。背中がしゃんとする美しい道場。天井のルーバーと梁と照明のリズムがとてもいいです。天井と壁の境目に褐色の木がぐるっと一周しており、囲まれている感じがして、集中できそうな空間です。 山本浩二さんが描いた《老松》の美しい絵で、さらに背筋が伸びました。 瓦師の山田脩二さんが手がけた路地の敷き瓦。波や魚の鱗や虹や月に見えて、所々に色が入り、とっても可愛い!瓦って古い印象でしたが、こんなに素敵に変身するんですね。 そして、2階へ、、、 まず眼に飛び込んでくるのは、削り出され
「まるで愛娘を嫁に出すような気持ち」、 それが処女作を産み落とした僕の率直な感想です。 僕は結婚したこともありませんし、 ましてや子育てとはまだ無縁のところにいます。 なのに僕は、 日々出来上がっていく凱風館という建築を、 まるで母親のお腹の中で十月十日を過ごす 胎児のようだと感じていました。 その感情は親が子を想う、 無償の愛の形に似ていると思います。 そう、わくわくする高揚感と緊張感の同居した、 なんとも素晴らしい日々の果てに、 ひとつの建築がとうとう神戸に姿を現したのです。 2011年11月12日、凱風館竣工。 忘れもしない秋晴れのその日は、 朝からオープンハウスを実施することができました。 申し込み制にも関わらず、ほぼ日の読者の方もふくめて、 多方面から見えた400名以上ものお客さんに、 凱風館の内部をゆっくりご覧いただきました。 鍵の引渡から始まった内覧会のあと、 夜には完成を祝
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く