NTT東西は21日、光ファイバー回線を他の通信会社に貸し出す料金の改定案を、総務省に申請した。来年度からの3年間で3割下げる。総務省は諮問機関の審議を経て、今年度内の認可を目指す。 NTT東西の発表によると、両社は2011〜13年度の各年度で、東は現在1本あたり月4610円で貸し出している光回線を現行料金比9%、23%、27%ずつ、西は同4932円から3%、7%、31%ずつそれぞれ引き下げる。13年度には東が3380円、西が3426円となる。 両社は「(他社のサービス料を)ADSL並みの料金にすることが可能になる」とする。高速回線網の普及を目指す総務省の求めに応じた引き下げだが、改定により東西合わせて3年間で計約240億円の減収要因になるという。