広島県の三次市と島根県の江津市を結ぶJR三江線について、JR西日本が、廃止を含めて検討する方針を広島県に伝えたことが分かりました。本州で100キロを超える路線の廃止はこれまでになく、仮に三江線が廃止されれば初めてのケースとなります。 この三江線について、広島県の湯崎知事は、JR西日本の役員が今月5日に広島県庁を訪れ「廃止を含めて検討する」という方針を伝えてきたことを明らかにしました。湯崎知事は「経営が厳しいのは承知しているが、継続するほうがありがたい」としたうえで、「自治体の意向も踏まえて対応したい」と述べ、JRと協議を進めていく考えを示しました。 本州で100キロを超える路線の廃止はこれまでになく、仮に三江線が廃止されれば初めてのケースとなります。 JR西日本の松岡俊宏米子支社長は「現段階で決まっていることはないが、利用状況は厳しく、持続可能な地域交通の在り方を沿線の自治体と考えたい」と