中国・四川省成都で再会を果たし抱き合う啓鳳さん(右)と母親の劉登英さん(2018年4月3日撮影)。(c)AFP 【4月5日 AFP】中国で3日、24年前に行方不明になった娘と両親が涙の再会を果たした。四半世紀近くに及んだ一家の苦悩は、同国で論争となっている、子どもの人身売買や失踪の問題を改めて浮き彫りにした。 1994年、当時3歳だった、内陸部の四川(Sichuan)省に暮らす王明清(Wang Mingqing)さんと妻の劉登英(Liu Dengying)さんの娘は、一家の果物の露店で短時間、目を離したすきに行方不明になった。 夫婦は娘の捜索のために果物商をやめ、地元警察や福祉団体に協力を求めた。しかし違法な養子あっせん組織によって誘拐されたり人身売買されたりして毎年何万人もの子どもが行方不明になる中国では、王さんの娘もそのうちの一人にすぎず、努力はなかなか実を結ばなかった。 それでも王さ
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