2009年12月11日10:21 カテゴリIT ゲーム機がスパコンになるとき 次世代スパコンをめぐる騒動では、ノーベル賞受賞者がそろって官邸に殴り込み、鳩山首相は例によってぶれている。しかし行政刷新会議の事務局は「彼らは中身を知らないで騒いでいるだけだ」として、公開討論会を開催することになった。いい機会だから、日本の「科学技術立国」にとって何が必要かを徹底的に議論してもらいたい。 日本のIT産業が立ち直るために必要なのは、1200億円もの税金をつぎこんで「世界一」高価なハコモノをつくる物量作戦ではなく、低価格で高性能を実現するイノベーションである。今週のEconomist誌は、米空軍のスパコンにソニーのPS3のCPU「セル」が2200台使われることを報じている。世界第2位のスパコンであるIBMのRoadrunnerには、12960台のセルが使われている。 スパコンとは、世間で誤解されている
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