6月19日に発表された、ヤフー株式会社(以下、ヤフー)と「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)の業務提携発表が、各方面に波紋を呼んでいる。 国内最大のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」と、国内最大の音楽・映像ソフトレンタル・チェーン「TSUTAYA」の提携だけに、一般的には、勝ち組同士の“強者連合”と捉えられている。しかし、それぞれの企業の置かれた状況を冷静に分析していくと、今回の提携劇の違った側面が見えてくる。 まず、今回の提携内容をチェックしてみよう。重要なポイントは以下の3点。 (1)両社が発行してきたポイントは、Tポイントに統一される。 →Yahoo!ポイントが、Tポイントに統合される。 (2)両社のインターネット上のIDは、Yahoo! JAPAN IDに統一される。 →TSUTAYAやTポイントのユーザが利用するT-SIT
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