今日は「父の日」です。記者(38)は、同い年で共働きの妻、保育園に通う娘(3)と3人暮らし。父親として、家事や育児の分担をしていますが、仕事とのやりくりで「モヤモヤ」することもあります。その正体について、「男らしさ」を研究する専門家と考えました。 「子育てひとごと」に返す言葉が…… 話を聞いたのは、「『男らしさ』の現象学試論」などの論文がある国学院大学准教授(哲学)の小手川正二郎さん(36)。論文では、仕事優先といった「男らしさ」の呪縛や、男性優位の社会で「父親」が生きづらさを訴えることにひそむ「自己欺瞞(ぎまん)」について触れています。「自分のモヤモヤを聞いてほしい」と小手川さんを訪ねました。 小手川正二郎(こてがわ・しょうじろう) 1983年、東京生まれ。フランス哲学、現象学が専門。著書に『甦るレヴィナス』。論文に「『男らしさ』の現象学試論」など。「男らしさ」や「親子関係」をテーマにし
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