東京都立川市立立川第七中学校(西砂町)の生徒たちが七年前から続けている街頭募金の総額が、先月末で目標の一千万円に達した。募金はすべて、貧困に苦しむ子どもたちを支援する日本ユニセフ協会に寄付している。見守ってきた教員たちは「中学生が努力を積み重ね、ここまでやり遂げられた」と喜んでいる。 (小松田健一) 募金活動に当初から携わっている佐藤佐知典教諭によると、募金活動は教員たちが「やんちゃな子どもに、ボランティア活動をやらせてみよう」と考え、二〇〇五年度に始まった。その後、生徒会が企画するように。〇九年度、募金の総計が五百万円を超えたことから、新たに一千万円を目標にした。 募金活動は、年末や春休みを中心に年に五回程度実施。年間延べ百人から二百人の生徒が参加し、東京駅や上野駅など都心のターミナル駅や地元の立川駅などで行っている。 一回の活動時間は四時間程度。寒い時期でも、募金箱を抱えて大きな声を上