「私が当選した暁には、全放送局でエンドレスエイトをエンドレスに流すことを約束します!」 沸き起こる拍手。狂ってやがる――。 エンドレスエイト。涼宮ハルヒの憂鬱の一エピソードして2009年から放映されたその話は、徐々にその枠を広げていった。 初めは本当に小さなものだった。一部のU局での30分枠。 ごくごく当たり前のアニメ枠。視聴者もごく普通に、当たり前に楽しんでいた。 ところが、京都アニメーションのとった戦略というのは当たり前ではなかった。 「実際にエンドレスエイトが終わらなかったらどうする?」 オタクたちがしばしば使う冗談でしかなかった。 ところが放映が3ヶ月、6ヶ月と続き、2009年は終わった。 最早タチの悪い冗談ですらなくなった……。 エンドレスエイトは終わらなかった。 そう、京都アニメーションの取った戦略というのはエンドレスエイトのエンドレス放映だったのだ。 30分の枠だった涼宮ハル
![エンドレスエイトは終わらない](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)