某氏と話していて「○○のボルヘスにろくなやつはいねえ!」「でもチベットのボルヘスはいいよね!」と盛り上がった際、はて、他に○○のボルヘスや○○のガルシア=マルケスと呼ばれる人物はどれくらいいるのだろうと気になった。うちの本棚には少なくともチベットのボルヘスしかいないような気がする。そこで、気合いの検索で○○のボルヘス、○○のガルシア=マルケスと呼ばれる人物を探してみた。手動なので抜けている人がいるかもしれない。また、あくまでボルヘス、ガルシア=マルケスと比肩するおもしろさを他者が評しているのを対象としているので、本人談や彼らが影響を受けた作家たちは含みません。 ○○のガルシア=マルケス ガルシア=マルケスの方は、おそらく『百年の孤独』のように、プリミティブな舞台の群像劇で、マジック・リアリズムの技法を用いた長編をものした作家に称されるのだと思う。まずは須賀敦子がタブッキ『島とクジラと女をめ