▼絵の神さまにとり憑かれてしまったふたり 「1:生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」「2:北斎とジャポニズム展」の各感想と、同時期に二人の鬼才を観た者(私です)が感じた、「3:神さまを観て衝撃を受けても、好きなことはやろうね」などをつらつらと書きました。 Twitterとインスタで勢いで書いた支離滅裂だったものを、多少読めるように推敲したつもりですけど。ふわぁ……。 生頼範義(おおらい のりよし)、イラスト集では生賴、今回の展示会でもこちらの表記なので統一します。 1:生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR 生賴範義展に行く。 多作な画家・イラストレーターで、「ん? 誰?」と名前を知らない人でも、彼の絵を見たことがない人はいないはずだ。(平成生まれはそうでもないのかもしれないけど......) どんな名作でも、100人中100人が "よい" と思うものはないだろうから、私は
息子のオンが小さい頃から、お弁当づくりに執念を燃やしていた。 やる気のない時でも、少なくとも赤・黄・緑のお弁当三原色を入れることを自らに課してやってきた。 その必要がなくなった数年後、成人したオンから 「友達の茶色いお弁当がうらやましかった」 と言われたことがある。 寝込んだ。 いや、寝込んでないけどTwitterにそう書き込むほどのショーゲキだった。 飽きさせないお弁当を毎日作ることが、どれほどハードか経験者にはご理解いただけると思うが、走馬灯のように過去をさかのぼってクラクラしてしまった。 そのショックも覚めやらぬとき、魔がさしてホームベーカリーを購入した。 タイマーをかけ、毎朝出来立てのパンを出した数ヶ月後、いきなり 「売ってるほうがおいしいね」 ひとり言のように言われ、聞き返した私の声は、ほとんど絶叫に近いものだった。 おいしい。いやほんとおいしい。まずくはない。おいしいはずだ。
ハチコラム 人生にゆとりを生み出す「知の整理術」 phaさんの文体は、性格というか生態みたいなものが言葉を選びつつもむき出しになっているような気がして好きだ。 今回は、過去のものと比較すると少し異色な内容で、じっさいどうなんだろうと思いながら開いた。 京大卒(しかも現役合格)でありながら、彼のエッセイやコラムから「知の人」だということを思うことは皆無で、それはあえてそうしてるのかもしれないけれど、読了後はなぜか安堵した気分になる。 生きづらさを抱えてる人が、少し軽くなるような作品が多い。 それでもなにか得た気分になる希有な存在の作家だと思う。 ホンモノの賢者ならではの、「どんなジャンルのどんなレベルの人にもわかるように書かれている」ことはよくわかるのだけど、今回の『知の......』を読んで、これは凡人が想像できる範疇を超えたものだったんだな......と言うことを痛感した。 人間の敵であ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く