10月1日からのたばこ増税による販売数量や税収への影響について、財務省がまとめた試算が5日明らかになった。規制強化や健康志向の高まりによる消費の自然減に加え、1本当たり3.5円の増税で禁煙、節煙の流れが加速、2010年度の販売数量は今年度比15.9%減の1950億本となる見込み。増税の影響を通年度ベースで反映させると1710億本にとどまり、現状より2割以上落ち込む計算だ。 同省によると、落ち込み幅は把握している1965年度以降で最大。国と地方合わせた税収も09年度当初予算に比べ1000億円余り減少し、1兆9734億円を見込んでいる。 【関連ニュース】 ・ 当世「新成人」諸事情 ・ 外国たばこ、値上げ認可=財務省 ・ 予算案が衆院通過=年度内成立へ ・ 予算案、今夜衆院通過=委員会で可決 ・ 外国たばこ、20円値上げ申請=2社が全銘柄一斉に