政府が景気対策の目玉と位置づける総額約2兆円の定額給付金の交付が5日、全国自治体のトップを切って青森県西目屋(にしめや)村と北海道西興部(にしおこっぺ)村で始まった。 西目屋村では、正午から役場の窓口で交付スタート。一番乗りして、午前9時半から支給を待っていた農業山下好恵さん(78)は、夫(84)と2人分の4万円が入ったのし袋を受け取ると、「食事やお刺し身、お魚などに使いたい。大事に徐々に使いたい」と笑顔で話した。 同村では、給付対象者の約8割にあたる400世帯が4日までに申請を済ませた。関和典村長(42)は「最善の住民サービスを目指した結果、全国で一番早く交付できることになった。小さな村として自信になります」と、1人ずつ声をかけながらのし袋を手渡した。 一方、西興部村では5日朝から、定額給付金の申し込みのため、村民が相次いで村役場を訪れた。同村では、村内約660世帯のうち、すでに申請を終