今回の一人旅は台湾。午後23時、桃園国際空港に到着。まずはタクシーで、町の中心部へと向かう。 深夜の移動は危険がともなう。とりあえず宿を探すため、車窓から安全なエリアを見極め、 無事エルム街へ。そのまま死の廊下を歩き、 スムーズに永眠。「火葬の際はミディアムレアで」と、自らの焼き加減を指定し、帰らぬ人となった。 翌日はさっそく町へ。すでに濃厚かつディープな風味が漂っている。すると、 小さな漫画喫茶があった。さっそく中をのぞくと、 店内は広々としており、非常に快適そうだった。しかし店の外では、 沈黙の中年がコンパクトだった。それでいて、長時間の読書に耐えられるよう、 内股に構えることで、これまでにない耐久性を実現。ヒザ関節に集中する軟骨へのダメージを、最小限に抑えていた。 そんな下町を進んで行くと、理髪店があった。スモークチーズのように熟成された店構えに、プロの洗礼を感じる。さっそく中をのぞ