朝日新聞の連載(75本)を単行本にする仕事が舞い込んだ。記事自体は連載中から目にはしていたのだが、そのコピーを原稿として渡されて少し戸惑った。 新聞は勿論毎日読むのだが、その組版方法を仔細に検討したことはない。 渡された原稿を見てみると悪名高き朝日字体は勿論のこと、ルビの振り方・連続約物の処理など、一般書籍を主に組んでいる私の常識とはかなり違うものだった。 1行の文字数の少なさなど、新聞という特殊メディアと一般書籍の組版を同等に考えるのはかなり無理があるのは承知しているつもりだが...........。 で、何が問題かというと、「著者サイドが新聞の組み方を気に入っている」という編集者の言葉。さらに新たに組むのも1行17字詰めという短さ。 とりあえず、段落先頭および行頭括弧類については新聞の通り、「段落先頭は見た目1角半アキ/行頭は見た目半角アキ」で妥協(好みではないが)し、連続約物の処理に
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