不況のあおりを受けて,「資格」を取得する機運が高まっているように思う。例えば,今年4月に実施された情報処理技術者試験の応募数は,7年ぶりに増加に転じた(関連記事)。 資格取得について考えたとき,頭によぎるのは「その資格は役に立つのか?」とか「取得するメリットがあるか?」といったことではないだろうか。資格を取得すると報奨金が出たり,それが昇進の条件になっている場合はわかりやすい。それが“目に見える形のメリット”だからだ。 筆者はこれまで,いくつかの資格試験を受けてきた。そして今後もできるだけ受けてみたいと思っている。もちろん不合格になるケースは多いし,たとえ合格しても報奨金や昇進といった目に見える形のメリットはない。それでもやってみようと思うのは,「挑むこと自体にメリットがある」と感じているからだ。ここでは,実際に筆者が感じた資格取得の“目に見えないメリット”を書いてみたい。 全体が見えると
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