共働きで高収入の夫婦を指す「パワーカップル」という言葉を聞く機会が増えてきた。全世帯に占める割合は1%程度と少数だが、高い購買力と新しい物への感度、情報発信力の高さから、さまざまな企業が有力なターゲットとして注目している。三菱総合研究所が行った「パワーカップル」についての調査からは、「時短」「ワークライフバランス」といったキーワードも見えてきた。(加藤聖子) 時代をリード 三菱総研の定義では、「パワーカップル」は共働きで、夫の年収が600万円以上、妻が400万円以上で世帯年収が1千万円以上の夫婦を指す。 同じ世帯年収1千万円以上でも、夫が1人でほとんどを稼ぐ家庭と比べると、パワーカップルの月間消費支出総額は約1・4倍も多いという。調査会社「エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ」のアナリスト、小川歌織さんは、「同じ世帯年収でも2人で稼いでいるほうが、万一、どちらかに何かがあっても安心とい
![高い購買力・情報発信力…企業が熱視線 共働き高収入夫婦「パワーカップル」(1/4ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/990a39514c1be4e4d105d3b9c6809b2849cd270b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2Fe5QPBfkGaV4Qm7y-aKGadscOmgM%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FNPAI5HCR4JK7DPQYGCDI2OSTE4.jpg)