曲に社会性、でも大層なものでもない 「GRAPEVINE」ボーカル 田中和将さん 2015年02月15日(最終更新 2015年02月15日 13時58分) 写真を見る 社会風刺を奥に秘め、多くの解釈を誘う詩的な歌詞と、洗練されたサウンドが魅力の「GRAPEVINE」。コアなファンに支えられメジャーデビューから17年になる、この実力派ロックバンドがこの1月、新アルバム「Burning tree」を出しました。ボーカルの田中和将さん(歌詞担当)のお話は、歌と同様に一面的な決めつけを拒むところがあって、一本道では参りません。 -どんなアルバムですか。 ★田中 いつものようにテーマやコンセプトは作らず、1曲1曲集中して作りました。前向きで明るいトーンで割とスケールの大きい1曲目「Big tree song」と、対照的にダークな歌詞の世界なんですけど自分の死生観や半生を投影させた最後の曲「サクリファ