デング熱の感染が拡大している問題で6日、デングウイルスを保有する蚊が生息していた代々木公園(東京都渋谷区)や新宿中央公園(新宿区)は普段の週末と違い、訪れる人も少なくひっそりとした雰囲気に包まれた。 両区に隣接する港区でも、ウイルスを持った蚊がいないか調査が進むなど、拡大阻止に向けた対応はこの日も継続。一方、ドラッグストアでは虫よけスプレーが飛ぶように売れ、市民の関心の高さを裏付けた。 代々木公園では、この日朝から開かれたフリーマーケットなどのイベント会場を訪れる人はいたものの、人出は少なく、それ以外のエリアも人影は少なかった。公園内に毎週末に並ぶ露店でも閑古鳥が鳴き、店主らは「見ての通り」「いつもと違って、まったく人が来ない」とぼやいていた。 代々木公園に続き、5日に来園者の感染が明らかになった新宿中央公園では、新宿区の職員9人が午前9時から、虫よけスプレーを携帯して園内を巡回。「