「やらせメール」の事実は住民説明会の前に拡散していた 九州電力やらせメール事件は、2011年6月26日、玄海原子力発電所2、3号機の運転再開に向けて経済産業省が主催した「佐賀県民向け説明会」において、九州電力が関係会社に原子力発電所の運転再開を支持する電子メールを投稿するよう指示していたもの。いわゆる世論偽装工作事件である。 世間が広くこの事件を知るきっかけとなったのは、2011年7月6日、衆院予算委員会での日本共産党による国会質疑だ。この指摘を受け、九州電力社長は事実を認め謝罪するに至り、報道各社が一斉に「九電やらせメール事件」として報道する結果となった。 しかしながら、実はネット生放送の前日6月25日。ソーシャルメディアはこの問題を見つけ出し、知る人ぞ知る情報として拡散していたのだ。 元となったのは、ブログ記事による告発だ。このブログには、某小学校の親子ドッジボール大会において、友人の