ブックマーク / forevernevermore.hatenablog.com (1)

  • Tame Impala『Currents』 - いまここでどこでもない

    奇妙な作品だ。少なくともテーム・インパラのパブリック・イメージであるサイケ・ロック/ギター・ロックの範疇からは大きく逸脱したアルバムだ。昨年リリースされたハウ・トゥ・ドレス『What Is This Heart ?』を連想させる、ソウル・ミュージックへの接近。インディーR&Bとテンプルズに代表されるネオ・サイケデリック・ムーブメントを横断する大傑作、という謳い文句も有効かもしれないが、どこかしっくりこない。音楽的な達成を抜きにしても、繰り返すが『Currents』はとても奇妙な作品だ。「世界はくだらないから/ぶっとんでいたいのさ」とでも言いたげだったかつての彼と違い、現在のケヴィン・パーカーは「世界でなんとかやっていく」事を目指している。その結果、彼は世界から蹂躙され、疲弊し、傷付き、敗北する。音楽はとても甘いのに、通底するフィーリングはとても苦々しい。その乖離に防衛機制を見出すことも可能

    Tame Impala『Currents』 - いまここでどこでもない
    asukaweb
    asukaweb 2015/07/15
    素晴らしい
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