生きていることはクソめんどくさいと思うことがある。 生きていることはクソおもろいと思うこともある。 先日、呉服屋さん知人のところに有名新聞社の方が訪ねて来られた。 その人は40才前後の方で、新聞社を辞めて着物屋になるといって、その知人に話を聞きに来られたというのである。 僕は若いころ、新聞社などのマスコミに入りたくて仕方がなかった。もちろん、かなわなかったが、いまでも強い憧れを持っている。 着物屋の端くれである僕は、着物屋をやめて、新聞社に入ることはできない。 社会の歪みを正したり、弱者を救う新聞社という仕事。保証された高給と社会的なステイタス。もちろん、闇の部分もあるだろうし、先行きの不安はあろう。 が、その人はなぜ新聞社をやめてまで、いまさら、縮小の続く業界でビジネスを始めようとするのか。 今書いている次の本に、会社を辞めて2、3年のことを、当時の文章を元に、詳しく書いている。 恥ずか