《合成麻薬MDMAを飲んで容体が急変した飲食店従業員、田中香織さん=当時(30)=を放置して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死など4つの罪に問われた元俳優、押尾学被告(32)の裁判員裁判の初公判が3日、東京地裁(山口裕之裁判長)で始まった。弁護側は遺棄致死とMDMA譲渡の2罪について無罪を主張する方針で、検察側との激しい攻防が予想される。また、芸能人が被告となる初めての裁判員裁判でもあり、押尾被告の無罪主張に対し、裁判員がどのような判断を下すか注目される》関連記事どうなる押尾、3日に初公判 裁判員に…「俺は無罪だ!」検察側との対決姿勢強…記事本文の続き 《数々の映画やドラマに出演するなど人気俳優だった押尾被告の転落の始まりは、昨年8月3日、MDMAを使用したとして、麻薬取締法違反(使用)容疑で逮捕されたことだった》 《押尾被告は11月2日、同法違反罪で懲役1年6月、執行猶予5年の有罪判決