今回からいよいよXML 1.0の文法を解説し、実際のXMLデータを作成する方法について解説していこう。XMLデータはXML宣言やDTD、XML本体などの複数の部分からなり、タグ名に使える文字なども決められている。さらに、XML文書を構成する要素の入れ子構造や、整形式XML文書など、XML文法の具体的な姿を詳しく見ていく。 本連載のこれまでの回では、XMLが注目される理由と、XMLを実際に動かすための関連技術について述べて、XMLを概観してきた。今回からはいよいよ本連載の本論に入る。まず、今回と次回は、W3C勧告となっているXML 1.0の文法規則を解説して、実際のXMLデータを作成する方法を学ぶことにする。なお、ここではW3CのXML規格書に基づいて解説を進めるので、XMLデータのことを、規格書の用語に合わせてXML文書と呼ぶことにする。また、XML規格書はDTDを使って規格を説明している
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