22日午前4時5分頃、大阪市此花区北港2の市道で通行人の男性から「水が漏れている」との110番があった。 府警此花署員が調べたところ、市道に面した「協同組合大阪廃酸処理センター」の貯蔵タンク(300立方メートル)のバルブから硫酸の廃液が漏れ出していた。けが人などはなかった。 発表によると、硫酸は濃度約10%。市道上に約30メートルにわたって広がっていた。同センターと市道の間にあるブロック塀が、幅約10メートルに渡って崩れ落ちており、同署はブロック塀が硫酸により腐食して崩れたのではないかとみて調べている。