北大西洋からアフリカにかけて、「金環日食」と「皆既日食」が一度の日食の間に観測される珍しい現象が起き、アフリカなどの各地で大勢の人たちが天体ショーを楽しみました。 「日食」は、太陽と月、それに地球が一直線上に並んだときに太陽が月に隠れて見える現象で、3日、北大西洋では指輪のようなリング状に見える「金環日食」が、またアフリカでは月に完全に隠れる「皆既日食」が、それぞれ観測されました。 このうち西アフリカのナイジェリアでは、首都アブジャや最大都市のラゴスなどで観測会が開かれ、大勢の人たちが日食グラスを使って空を見上げ、太陽が徐々に欠けていく様子を観察していました。地元の男子高校生は「日食を実際に見たのは初めてで、驚きました」と興奮した様子で話していました。「金環日食」と「皆既日食」が一度の日食の間に観測されるのは非常に珍しく、次は10年後の2023年にインド洋から太平洋にかけて見られるというこ