国際宇宙ステーションで熟成されたウイスキーは、地上で熟成されたものとは味が異なるものになるという(examiner.com、Slashdot)。 ウイスキーの産地として知られるスコットランド・アイラ島のアードベッグ蒸留所は、2011年10月に国際宇宙ステーションにウイスキーの小瓶を送り込んだ。目的は微小重力がウイスキーの味に影響するかを調査すること。とくに食物と酒の構成要素であるテルペンの振る舞いを調べることが主目的であるという。同じ条件の小瓶を地上でも用意し品質の差を調査した。結果として宇宙に送られたウイスキーには大きな違いが表れたそうだ。具体的には、地上のものに比べ香りが強く、また後を引く味であったという。 なお、サントリーもJAXAの協力により、宇宙空間でウイスキーがまろやかになるメカニズムを解明するための実験を行うという(J-CASTニュース)。