【モスクワ=緒方賢一】ロシア中部に隕石(いんせき)が落下した15日、上空で隕石が爆発する直前に間近を飛行していた旅客機の機長らが、17日放送のロシア民放テレビ番組で目撃談を語った。 旅客機は当時、チェリャビンスク空港への着陸態勢に入っており、機長は「降下中、明るく輝く物体が目に入った」と語った。物体は猛烈なスピードで近付いてきたと思うと、機体の右側を飛び去り、爆発したという。 操縦室内の右側の席にいた副操縦士は、その瞬間「爆発による熱を顔に感じた。隕石は三つに分かれ、それぞれが非常に大きく見えた」と振り返った。