悪質なサーバを使って悪用された場合、クライアントユーザーの秘密鍵を含むクライアントメモリが流出する恐れがある。 「OpenSSH」に情報流出の脆弱性が見つかり、1月14日にリリースされた更新版で修正された。秘密鍵が流出する恐れもあることから、米セキュリティ機関のCERT/CCなどはできるだけ早急に対応するよう呼び掛けている。 CERT/CCやOpenSSHが公開したセキュリティ情報によると、OpenSSHクライアントコードのバージョン5.4~7.1p1では、SSH接続の再開(ローミング)が実験的にサポートされた。サーバコードにはこの機能は実装されていないものの、クライアントコードではデフォルトで有効になっており、悪質なサーバを使って悪用された場合、クライアントユーザーの秘密鍵を含むクライアントメモリがそのサーバにリークされる恐れがある。 米SANS Internet Storm Cente